第79回GISフォーラム東京 / Open Technical Forum 2012-2
| テーマ | 『アーキテクチャとクラウド』 | 
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| 主催 | グローバル情報社会研究所(株)(ReGIS Inc.) | 
|---|---|
| 共催 | The Open Group(米国) | 
| 日時 | 2012年4月12日(木) | 
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| 第1部 | 13:30--18:30 (13:00より受付) | 
| 第2部 | 18:40--20:30 (18:30より受付) | 
| 会場 | |
| 第1部 | Manhattan 3 (B2F) | 
| 第2部 | Brooklyn 3 (B2F) | 
会員の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
昨年の3・11から一年が経ちましたが、復興にはまだまだ遠い状況です。
人間が永い間、自然と闘いあるときは受け入れ合って織りなして作ってきたもの、それが文明です。そう簡単に、創り戻せるものではありません。だからこそ社会システムは深いのです。物は運輸に  よって距離を超えましたが、サービスは、なかなか距離を超えることができませんでした。しかし、サービスの世界も、ICTの結合によって距離を超えました。その代表がE-Commerceであり、SNSですが、サービスが複雑になればなるほど それを支えるITインフラもデータのリアルタイムアクセスとリアルタイム認識能力の向上によるサービスが距離を超えることが可能になり、スマートフォンなどのエッジが高度化して標準化してくると、クラウドのサービス化への拍車がかかります。
そこで、今回のフォーラムは、『アーキテクチャとクラウド』というテーマで考えました。このテーマは、世界のオープン・グループの中でも、クラウド単独では、当フォーラムは今までに4回開催しました。   
2009年12月の第69回、2010年5月の第70回と、いずれも当時の経済産業省の東條 吉朗 課長のオープニングで、ブームにのし上がったその利点と問題点とを取り上げ、NTTコミュニケーションズ、NTTコムウェア、IBM、オラクル、IPA、日産自動車らで議論し、2010年12月の第73回目には、その実践上の経験をベースに富士通、NTT研究所、IDCフロンティア、SIOSらを交えて、技術的な解決の方向を示唆し、昨年2011年9月の第76回には、オープン・グループの オースティン会議の報告を基にNTT情報流通プラットフォーム研究所の赤埴シニアグループリーダが"クラウド"の報告をされました。
今回は、オープン・グループのAllen Brown CEOを迎え、オープン・グループの1月末からのサン フランシスコ会議での"エンタープライズ・トランスフォーメーション"のテーマであったEAとクラウドにフォーカスして、2012年の「オープン・グループSummit」にふさわしいテーマとしました。SFOのオープン・グループの会議"Transformation based on EA"では、日産自動車 行徳 セルソ 執行役員 CIOが"EA"を中心に、IBMのCloudビジネス部門 Cloud Initiativeローレンス・ステート副社長がCloudの立場からプレゼンテーションをされ、いずれも企業のトランスフォーメーション(変革)に圧倒的な成果についての話でとても人気があったように思いました。
そこで今回は、総務省の吉崎 正弘 官房審議官によるご挨拶から始めて、"EAとクラウド"のウィンドウからの話を、私のプレゼンテーションでも少しご紹介させていただきます。
また、クラウドについてEAの立場で問題をどう考えるべきか、下記のようにビジネス・アーキテク チャ・フレームワークを捉えてみました。EAをベースとしたCloud Architecture Frame Workです。
<< Cloud Business Architecture(JF 2012) >>
| Cloudリスク管理からアシュアランスへ | Cloudビジネスモデルと経済性 | Cloudビジネス アーキテクチャ | |||||||
| ビジネス 継続性 | セキュリティ とプライバ シー | コンプライ アンスと リスク | 価格設定 と財務 モデル | 法務・税務 ・会計の オプション | サービスの 経済性と ベンダー 管理 | ゴール 戦略 目標管理 メトリックス | |||
| イノベーションと 新規ビジネス | アーキテクチャと ガバナンス | 戦略遂行の成功を証拠 立てるエビデンス計測 点マトリックス肯定 | 戦略遂行 アプリケーション アーキテクチャと 管理プロセスの 確からしさ | ||||||
| プライベートからパブリックへの 移行 | ハイブリッド クラウド | クラウド間 インターオペラビリティの標準 | データ アーキテクチャと テクノロジ アーキテクチャ | ||||||
| データオーナへのデータ保有責任の 善管理義務セキュリティとプライバシー保護 | |||||||||
| データトラッキング、ピーク管理と データ消去履歴 | スケーラビリティ、 プロビジョニングと予測 | ||||||||
| オペレータへのセキュリティと ディペンダビリティ教育 | SLA(サービスレベル契約)の 顧客説明と法務対応 | オペレーション  アーキテクチャ | |||||||
| オペレーションへのモニタリング | 顧客満足度へのダイナミックな対応 
 | 保守 | |||||||
| オープングローバルクラウド業界としての国際法上の最適化の委員会設立と 自主運営と官民による国際機構の監視 | 社会基盤設計 | ||||||||
Allen Brown氏のオープン・グループ2012年の展望に続き、(株)日経BP 日経コンピュータ   中田 敦 記者から『クラウドコンピューティングがもたらした産業変革』と題して、日本のクラウド  事情を報告していただきます。そしてグローバルにクラウドを展開する計画を着々と進めておられるNTTコミュニケーションズ(株)理事 クラウドサービス部長 田中 基夫 氏から、国内外の展開について ご報告をいただくことにしました。まさに、EAとクラウドの成功シナリオには、ターゲットアーキテク  チャのEAの高さとその根拠の確からしさがあり、EAがないクラウドは仕事を出す方でも、出された仕事を受け取る側でもリスクは予見できず、極大化します。クラウド側のEAでの最大は、Dependabilityの経済的損失保障を含んだリーガル・リスクであり、それを考えるとコストは暴騰するので、バックアップのバックアップをいれてAvailabilityを向上するとともにコンシューマから入り、SMEに カバレッジを上げていくやり方が安全ケースとなる様相を見せるのではないかと推測する  プロもいますが、いずれにしても2015年日本のCloudの旬に向かってあと3年を切った今、クラウドの成功に向けてEAをしっかり始めようと言う私のアドバイスに耳を貸した人が3年を待たずに笑う ことになるのではないでしょうか。
皆様のご参加を東京アメリカンクラブ(麻布台)でお待ち申し上げております。
以 上
京都大学 ITアドバイザ 兼 非常勤講師 / 信州大学経営大学院 客員教授
一般社団法人 CRM協議会 会長
オープン・グループ 日本代表・会長
グローバル情報社会研究所(株) 代表取締役社長 藤枝 純教
| <プログラム> 第1部  東京アメリカンクラブ  Manhattan 3 (B2F) | |
| 13:30 | オープニング ご挨拶 総務省 大臣官房 官房総括審議官(政策評価担当) 吉崎 正弘 氏 | 
| 14:00 | 『最近の欧米のeビジネス事情とアーキテクチャとディペンダビリティ』 グローバル情報社会研究所(株) 代表取締役社長 オープン・グループ 日本代表・会長  藤枝 純教 | 
| 15:15 | 『The Open Groupハイライト&トピックス』 Mr. Allen Brown,  CEO & President, The Open Group | 
| 16:15 | 休憩 | 
| 16:30 | 『クラウドコンピューティングがもたらした産業変革』 (株)日経BP 日経コンピュータ 記者 中田 敦 氏 | 
| 17:10 | 『NTTのグローバルクラウド戦略』 NTTコミュニケーションズ(株) 理事 クラウドサービス部長 田中 基夫 氏 | 
| 17:55 | Q & A | 
| 18:25 | クロージング&次回フォーラムご案内 | 
| 18:30 | 第1部 終了 | 
| <プログラム> 第2部  東京アメリカンクラブ  Brooklyn 3(B2F) 【GISフォーラムメンバー & Open Groupメンバー & ビジター 特別懇親会】 | |
| 18:40 | 第2部 オープニング | 
| 20:30 | 第2部 終了 | 
| 第1部 | □ GISメンバー (\5,250) □ OPEN GROUP メンバー(\5,250) □ ビジター (\52,500) | 
|---|---|
| 第2部 | □ GISメンバー (\6,300) □ OPEN GROUP メンバー(\6,300) □ ビジター (\18,900) | 
| お申込締切 | 4/9(MON)まで | 
|---|---|
| お申込先 | FAX: 03-5361-3123 e-Mail: forum2@re-gis.com GIS FORUM 事務局 小野まで | 
| FAXシート | FORUM79 FAX 返信.doc | 
| お問合わせ先 | GIS FORUM Office Ritsuko Ono TEL:03-5360-8300 | 
ビジターのご参加者の方には、請求書を郵送いたします。
*キャンセルは4/10(TUE) 13:00 までに下記事務局へご連絡をお願い致します。
尚、それ以降のキャンセルは請求書が有効でございますので、よろしくご了解ください
ます様お願い申し上げます。



 
				
